ハクビシンはバルサンで駆除できる?効果や使い方、使用上の注意点

ハクビシンはバルサンで駆除できる?効果や使い方、使用上の注意点

 
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執筆・監修者
山中貴弘
ハクビシン駆除専門メディア「ハクビシン駆除プラス」を運営
害虫害獣の駆除歴13年。プロの視点から被害対策のアドバイスを、わかりやすくお伝えします。

くん煙剤の使用は、屋根裏のハクビシンを追い出すのに有効な方法の一つ。もうもうと焚かれる煙は、ハクビシンを驚かせ、ねぐらから追い出す効果が期待できます。

くん煙剤といえば、最も有名なのはバルサンでしょう。本来は害虫用の薬剤ですが、手に入りやすく知名度も高いため、一般の方がハクビシンやアライグマ、イタチといった野生動物の追い出しにも使用しています。

そこで、今回はハクビシンに対するバルサンの効果、バルサンの使い方や使用上の注意点、おすすめのバルサン商品について解説します。

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ハクビシンに対するバルサンの効果

バルサン 煙

本来、害虫駆除用の殺虫剤であるバルサンでは、ハクビシンを殺すことはできません。

しかし、殺すのではなく追い出しをおこなうことが目的であれば効果が見込めます。

ここでは、ハクビシンに対するバルサンの効果と使用方法、注意事項をご紹介します。

追い出しに一定の効果が期待できる

ハクビシンに対してバルサンを焚く目的は、嗅覚と視覚に訴えることによって警戒心を抱かせ、巣穴から追い出すことです。プロの害獣駆除業者が被害家屋で使用するくん煙剤も、ハクビシンに対するアプローチは全く同じです。

「ハクビシンに殺虫剤を使うのはかわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、バルサンは哺乳類に対しては非常に安全性が高い製品です。直接吸い込むと一時的に喉や鼻の粘膜が痛むことはありますが、重篤な後遺症が残る、健康被害を引きずるといったことはまず無いと考えて良いでしょう。

参考:よくある質問|ゴキブリ退治、駆除、対策ならバルサン

屋根裏のハクビシン対するバルサンの使い方

通常、バルサンは密閉した無人の室内で焚き、建物に住み着いている害虫を一網打尽にするための商品です。そのため本来であれば扉や窓は全て閉め、空気の出入りを遮断することになります。

しかし天井裏のハクビシンに使用する場合、その目的は建物からの追い出しです。ハクビシンが逃げ出す場所として、出口は開けておかなければなりません。バルサンを天井裏で使用する際は、巣穴の一番奥に設置し、侵入口へ向けて煙で追いかけるようなイメージで追い出します。

ハクビシンの侵入経路については、以下の記事で詳しく解説しています。家に隙間が多く、侵入口がどこか分からない方は参考にしてみて下さい。
ハクビシンは屋根裏どこから入る?侵入防止の5つの対策方法 ハクビシンは屋根裏どこから入る?侵入防止の5つの対策方法

バルサンを使用する際の注意事項

手軽に手に入るバルサンですが、使用にはいくつかの事前準備と注意事項の確認が必要となります。それぞれ詳しい内容と対策方法をご紹介していきます。

近隣に連絡しておく

害虫駆除用として使用する場合は、密閉した家屋の中での使用しても特に問題はないのですが、ハクビシンの追い出しに利用する場合は、意図的に出入り口を開けておく必要があります。

漏れた煙が火災と勘違いされ、心配した近所の方が消防署に通報するかもしれません。使用する前には一言断っておくと安心です。

使用中は外出する

屋根裏は本来人の居住スペースではないため、在宅でも使用できそうなものですが、天井からの煙漏れが懸念されます。

また煙が漏れてこなくても、バルサン独特の強いニオイが部屋に漂ってくることが考えられます。念のため、使用してから2~3時間ほどは家を空けておくようにしましょう。

ペットが煙を吸わないように注意する

バルサンの薬効は、ピレスロイドと呼ばれる殺虫成分に由来します。この成分は人間や犬・猫を始めとする哺乳類には効果のない安全な薬剤として、蚊取り線香など様々な殺虫グッズに使用されています。

アメリカから日本に伝えられた除虫菊(シロバナムシヨケギク)。この除虫菊に含まれる「ピレトリン」は、いろんな害虫に強い効きめを示します。

引用元:ピレスロイドの特長は?|KICHO ウルトラがいちゅう大百科

しかし両生類や爬虫類・観賞魚といった生き物にとって、ピレスロイドは呼吸器不全を引き起こして死に至る猛毒です。そのため哺乳類以外のペットを飼育している方は個別に対策が必要となります。

水槽やケージを外に出せるのであれば、バルサンの使用後、最低でも数時間は家に入れないようにして下さい。可能であれば2〜3日ペットホテルなどに預けると安心です。

参考:よくある質問|ゴキブリ退治、駆除、対策ならバルサン

ハクビシン退治におすすめのバルサン

おすすめ

一口にバルサンを使うといっても、種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまう方もいるかと思います。ここでは、ハクビシンを追い出すのに適したバルサンの種類と、おすすめの商品をご紹介します。

ハクビシンに使うバルサンを選ぶ基準

設置型のバルサンには、大きく分けて「煙タイプ」と「霧タイプ」があります。霧タイプは煙が少なく、臭いも控えめであり、バルサン本来の用途であれば非常に便利な商品です。

しかし天井裏のハクビシンに使用する場合は、煙と臭いでの追い出しが主な目的となります。そのためバルサンは煙が多く、臭いの強いタイプを選ぶようにして下さい。

おすすめのバルサン【バルサンプロEX】

バルサンプロEX

バルサンプロEX6-8畳用-20g

先ほどの条件を踏まえた上で、当サイトのおすすめの商品は、この「バルサンプロEX」です。煙の噴射力に非常に優れるという特徴があり、効果的にハクビシンを追い払ってくれます。

バルサンの駆除対象の害虫は製品によって異なります。ゴキブリやムカデ、カメムシなどの不快害虫を主な対象としている商品が多いですが、本製品の対象にはノミ・ダニが含まれています。

追い出しを目的とした使用のため、あくまで二次的な効果ではありますが、ハクビシンが持ち込んだノミやダニの駆除も期待できます。

部屋の広さに応じて以下の二種類が用意されています。

  • 6〜8畳用
  • 12~16畳用

それぞれ巣穴の広さに応じたものを用意してください。

まとめ

以上、ハクビシンに対するバルサンの効果、バルサンの使い方や使用上の注意点、おすすめのバルサン商品についてご紹介しました。

バルサンは効果的に使えばハクビシンの追い出しに十分な効果が期待できます。しかし、素人の追い出し作業では効果に限界があるのも事実です。場合によってはハクビシンが戻ってきたり、別の個体が再び住み着いたりと、イタチごっこになってしまうこともあるでしょう。

そんなときは無理をせず、早めにプロの害獣駆除業者に相談することも検討してみましょう。駆除業者は害獣の生態を知り尽くした専門家であり、追い出しから糞尿の掃除・再侵入の防止まで確実な施工をおこなってくれます。

相談・出張見積もりは無料で対応してくれるところが多く、見積もりのみの利用も歓迎しています。自分で解決することが難しければ、プロに依頼することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

以下の記事では、ハクビシン駆除業者を選ぶポイントや料金の相場を解説しています。駆除依頼を検討されている方は参考にしてみてください。

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